server-erabi

失敗しないウォーターサーバーの選び方、見るのは3つ

公開 2026/06/22 更新 2026/06/22 出典: ウォーターサーバーの勧誘トラブルにご注意!(国民生活センター)

ウォーターサーバーの選び方は、「実質月額(水代+電気代+配送料)」「解約金と最低利用期間」「水の種類(天然水かRO水か)」の3点だけ見れば失敗しません。月額の表示料金が安く見えても、電気代や解約金で総額が変わるためです。この記事では各社公表値と国民生活センター・消費者庁の注意喚起をもとに、契約前に確認すべき数字を順に解説します。金額はプラン・契約により変動します。

なぜ月額料金だけで選ぶと失敗するのか

ウォーターサーバーは「水代だけ」と思われがちですが、実際にはレンタル料・電気代・配送料が積み重なって毎月の総額になります。表示されている水代が安くても、ここに見えにくいコストが乗るため、月額表示だけで比べると契約後に「思ったより高い」となります。

選び方の基本は、表示価格ではなく「実質月額」で横並びにすることです。実質月額とは、水代にレンタル料・電気代・配送料を足した、毎月実際に支払う総額のことです。複数社のサイトの公表値を見ると、一般家庭では月3,500〜6,000円程度に収まることが多く、消費量と機種で差が出ます。この数字も各社・使用量により変動します。

ウォーターサーバーの電気代は月いくらか

ウォーターサーバーの電気代は、Looopでんき公式の試算で月500〜1,100円程度です。同社の試算では、クリクラが月756円(25.2円/日)、うるのんが通常755円・エコモード513円、プレミアムウォーターが月1,060円(35.3円/日)と公表されています。電力量料金は27円/kWhで計算されています。

この差は機種の省エネ機能で生まれます。Looopでんき公式によると、エコモードやスリープ機能を備えた機種では2〜5割程度の電気代を節約でき、うるのんの場合はエコモードで通常から約32%削減できます。年間で見れば数千円の差になるため、選び方では電気代の公表値を必ず確認します。電気代の詳しい仕組みと節約法は電気代の解説ページで掘り下げています。

解約金と最低利用期間はいくらか

解約金とは、最低利用期間(契約を続ける必要がある期間)の途中で解約した場合に請求される費用のことです。国民生活センターと各社の情報によると、期間内解約の解約金は概ね1万〜2万円程度で、高機能機種では2万円以上に設定されているケースもあります。金額と期間は各社・プランにより異なります。

国民生活センターは2024年11月、ウォーターサーバーの勧誘トラブルについて注意喚起を出しています。同センターによると、相談件数は2023年分が2022年分の1.4倍に増加し、「契約内容について十分な説明がないまま、解約時に高額な違約金を請求される」事例が報告されています。契約前に最低利用期間の長さと解約金額を確認することが、最大のトラブル回避策です。解約の手順と注意点は解約金の解説ページにまとめています。

天然水とRO水はどっちを選ぶべきか

天然水とは、特定の採水地から汲み上げ、ミネラル成分を残したままにした水のことです。一方のRO水とは、水道水などをRO膜(逆浸透膜)と呼ばれるフィルターに通して不純物を取り除いた、純度の高い水のことです。

各社サイトの公表値を見ると、月額の目安はRO水が3,000円前後、天然水が4,000円前後と、天然水のほうが高めになる傾向があります。味やミネラルにこだわるなら天然水、コストを抑えたいならRO水という選び方が基本です。どちらが優れているということはなく、価格と好みのバランスで選びます。

浄水型と宅配型のどちらが向いているか

ウォーターサーバーには、ボトルを配送してもらう「宅配型」と、水道水を本体のフィルターでろ過する「浄水型」があります。浄水型とは、水道水を注いで内蔵フィルターでろ過するため、水のボトル代と配送料がかからないタイプのことです。

各社サイトの公表値によると、浄水型の月額相場は約2,500〜3,500円、宅配型は使用量24L換算で約3,000〜5,500円程度です。水をたくさん使う家庭や定額で使いたい人は浄水型、決まった採水地の天然水を飲みたい人は宅配型が向きます。一人暮らしで消費量が少ない場合の選び方は一人暮らし向けの解説ページを参考にしてください。

失敗しないウォーターサーバーの選び方の手順

契約前に次の手順で確認すれば、選び方を間違えません。番号順に進めてください。

  1. 月の消費量を見積もる(一人暮らしか家族か、料理に使うかで必要なリットル数が変わる)。
  2. 実質月額を計算する(水代+レンタル料+電気代+配送料を足し、複数社を横並びにする)。
  3. 解約金と最低利用期間を公式サイトで確認する(期間の長さと金額をメモする)。
  4. 水の種類とサーバー型を決める(天然水かRO水か、宅配型か浄水型か)。
  5. 設置スペースと電源、メンテナンス方法を確認する(キッチンや床に置けるか、清掃が必要か)。
  6. 契約書面で最低利用期間・解約条件・配送頻度を最終確認してから申し込む。

この6手順を踏めば、表示価格に惑わされず総コストで判断できます。特に手順3の解約条件は、国民生活センターが繰り返し注意を促している項目です。

勧誘トラブルを避けるにはどうすればよいか

ショッピングモールや訪問での勧誘には注意が必要です。消費者庁と国民生活センターは、「現契約の解約料をキャッシュバックする」と言われたが対象外だった、レンタルだと思ったら売買契約だった、という相談事例を公表しています。

その場で契約せず、書面で契約形態(レンタルか購入か)と解約条件を持ち帰って確認します。国民生活センターによると、訪問販売などで契約した場合は契約から8日以内であればクーリングオフが可能で、違約金はかかりません。少しでも不安があれば、消費者ホットライン「188」に相談できます。

世帯別ではどう選び分けるか

選び方は世帯人数で変わります。一人暮らしは消費量が少ないため、浄水型や定額型でレンタル料と電気代を抑える選び方が合います。家族世帯は消費量が多いため、宅配型でも実質月額が割高になりにくく、まとめ買いの配送頻度を調整できる機種が向きます。

各社サイトの公表値によると、一般家庭の月額は3,500〜6,000円程度に収まることが多いものの、消費量と機種で差が出ます。自分の世帯の消費量を起点に、前述の「実質月額」で比べることが、世帯を問わない共通の正解です。

この記事のまとめ

  • ウォーターサーバーの選び方は「実質月額」「解約金と最低利用期間」「水の種類」の3点を見れば失敗しない。
  • 電気代はLooopでんき公式の試算で月500〜1,100円程度、省エネ機能で2〜5割節約できる機種がある。
  • 解約金は最低利用期間内で概ね1万〜2万円程度。国民生活センターは契約前の金額・期間確認を呼びかけている。
  • 天然水は約4,000円前後、RO水は約3,000円前後が目安。コストか味かで選ぶ。
  • 勧誘トラブルを避けるため、契約形態と解約条件を書面で確認し、8日以内ならクーリングオフできる。

よくある質問

ウォーターサーバーの選び方で一番大事なのは何ですか

月額料金・解約金や最低利用期間・水の種類の3点です。なかでも水代だけでなく電気代と配送料を足した「実質月額」で比べることが失敗を防ぎます。金額はプラン・契約により変動します。

ウォーターサーバーの電気代は月いくらですか

Looopでんき公式の試算では、クリクラで月756円、うるのんで通常755円・エコモード513円、プレミアムウォーターで月1,060円です。省エネ機能で2〜5割節約できる機種があります。各社・使用条件により変動します。

解約金はいくらかかりますか

最低利用期間内に解約すると、各社の設定により概ね1万〜2万円程度の解約金が発生します。高機能機種では2万円以上のこともあります。国民生活センターは契約前に金額と期間の確認を呼びかけています。